2010年2月11日、14年前に米議会の議決を経て中国が製作委託を受けたキング牧師の彫像がまもなく完成し、翌週にも米首都・ワシントンのナショナル・モールへ向けて運ばれる見通しと米メディアが伝えた。中国新聞社の12日付の報道。

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アフリカ系アメリカ人の公民権運動で知られるマーティン・ルーサー・キング牧師の彫像は、重さ55トンの花崗岩ブロック159個を使用し、総重量約9000トン近くにものぼる、高さ9mのレリーフ像。翌週にも貨物船で米国の首都ワシントンへ向かう。63年8月に行われた黒人差別撤廃を求めるワシントン大行進の際、「I Have a Dream(私には夢がある)」のフレーズで有名となったキング牧師の演説の地に設置されるという。

この彫像はキング牧師記念碑記念会が湖南省の芸術家に製作を依頼したもので、アメリカの一部芸術家からは、「アメリカの偉大な歴史であるキング牧師までメイドインチャイナか」との批判が出ていた。(翻訳・編集/愛玉)