中国人観光客が急増、4年で2倍に!米観光業界の「救世主」に―米国

Record China    2010年2月18日(木) 0時0分

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11日、米国を訪れた中国人観光客の数は、04年に20万3000人だったものが08年には49万3000人と2倍以上になっており、今年は55万6000人を見込んでいるという。写真はニューヨークのタイムズスクエア。

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2010年2月11日、米商務省のデータによると、中国から米国への観光客が急増している。米国を訪れた中国人観光客の数は、04年に20万3000人だったものが08年には49万3000人と2倍以上になっており、今年は55万6000人を見込んでいるという。米華字紙・世界日報の報道を中国新聞社が伝えた。

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同省のデータによると、米国を訪れる中国人観光客の数は今年が55万6000人の見込みで、今後毎年15%前後の成長を維持し、2013年には年間80万人を超えると予測している。また、中国人観光客の米国滞在中の消費額は、04年に11億1500万ドルだったものが08年には36億1400万ドルに増加しており、平均毎年約30%の割合で伸びている。中国人観光客の平均滞在日数は23日、平均消費額は7200ドルとなっており、米観光業界にとってまさに「救世主」となっているという。

一方、全米旅行産業協会の調査によると、過去数年に米国を訪れた中国人観光客の年間世帯収入は4万5100〜7万9300ドルで、米国の中産階級家庭と比べて遜色のないレベルに達していることが分かった。同協会の担当者は「米国の観光業界にとって今後10年間は中国が最も重要な国家になるだろう」と語り、「米国を訪れる中国人観光客の数が、その他の国家からの観光客総人数を上回る可能性さえある。世界観光機関(UNWTO)は2020年には中国から世界各国への海外旅行者数が毎年1億人以上になると予測している」と語る。

また、米商務省の委託を受けて米中観光業界の研究をしているサウスカロライナ大学の李想(リー・シャン)助教授は、米国への中国人観光客増加の要因として、「07年に両国が締結した団体旅行に関する覚書による手続きの簡略化」「為替レート」「庶民の収入増」などを挙げている。さらに李助教授は「米国への団体旅行は、07年には6省・市からのみ可能だったが、09年末には21省・市に拡大した。単純に計算すると米国への観光客数は近いうちに3倍になる可能性もある」と話している。(翻訳・編集/HA)

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