2010年2月6日、中国の65歳以上の高齢者人口は2009年末までに9000万人を突破し、うち960万人が1人では生活できないことが分かった。中国新聞社が伝えた。

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全国老齢工作委員会弁公室の袁新立（ユエン・シンリー）副主任が同日発表した中国本土の2009年の最新データによると、60歳以上の人口は1億6700万人で総人口の12．5％を占め、毎年3％以上の速度で増加している。この数字は自然増加率の0．66％を大きく上回り、中国の高齢化が進行していることがわかる。80歳以上の高齢者人口は1806万人に達し、毎年5％の速度で増加しているという。

袁副主任は「高齢者福祉については需要と供給のバランスがとれず、すべての高齢者が介護サービスと医療を受けられるようにすることが最も早急に解決すべき課題」と強調。このため政府は高齢者福祉と介護サービス、終末医療までを含む医療システムを立ち上げることに力を入れており、これにより中国生命関懐協会と北京匯金投資有限公司が協議書を取り交わし、北京市房山区に中国最大の生命関懐医院と高齢者介護施設を建設する予定であることを明らかにした。（翻訳・編集/本郷）