2010年2月4日、韓国紙・朝鮮日報は「中国の春節が韓国企業に巨大なビジネスチャンスをもたらす」と題した記事を掲載し、金融危機からいち早く立ち直った中国がまもなく迎える春節（旧正月、今年は2月14日）によって、韓国企業が好影響を受けている状況を紹介した。5日付で環球時報が伝えた。

【その他の写真】

春節は中国で最大の祭日であると同時に、食品、衣料品、家電製品などの消費の最盛期でもある。帰省のために延べ25億人が移動し、休暇が1〜2週間にも及ぶ春節期間中は、中国市場の消費需要が毎年大きく増加する。特に、金融危機の影響で経済状況が不透明だった昨年の春節に比べ、今年の中国経済はすでに回復しており、併せて中国政府の「家電下郷（農村地区向けの家電普及政策）」や「以旧換新（都市部向けの家電買い換え政策）」などもあり、消費に対する“春節効果”は一層高まっている。

こうしたことが韓国企業にも好影響を与えている。今年1月の韓国から中国への輸出高は前年同期比88．5％増と急増し、韓国の輸出総額に占める中国への輸出割合も29．8％にまで上昇した。記事は「今後もこの割合は増加するだろう」とし、「今や韓国の企業と投資家は中国国民と運命をともにせざるを得ない」と結んでいる。（翻訳・編集/HA）