「影響力増す中国」に苦悩する東南アジア各国=対中接近は不可避、だが衛星国に堕したくない―英紙

Record China    2010年2月7日(日) 5時3分

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2010年2月4日、英紙フィナンシャルタイムズは、東南アジア政府の苦悩について報じた。各国国民の中国批判が高まる中、中国との関係と自国民への配慮の板挟みに苦しんでいる。写真は北京市の人民大会堂周辺に掲げられた中国とラオスの国旗。

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2010年2月4日、英紙フィナンシャルタイムズは、東南アジア政府の苦悩について報じた。各国国民の中国批判が高まる中、中国との関係と自国民への配慮の板挟みに苦しんでいる。5日、環球時報が伝えた。

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東南アジア運動会の開催権を獲得したラオス。中国はこの小国に新たな会場建設を申し入れた。しかしこの気前のいい申し出はもちろんタダではない。首都ビエンチャン郊外の土地を貸すことが見返りとなった。その後、中国が自国労働者を引き入れるとのうわさが広がりラオス国民が反発、貸し出す土地の面積縮小に追い込まれた。

この事件からも見て取れるように、中国は東南アジア諸国に強い影響力を及ぼしつつあるが、一方で強烈な反発をも招いている。各国は経済的・外交的な発想から中国に接近を図りたい一方で、中国の衛星国になってしまうのでは不安視する国民のナショナリズムとの板挟みに苦しんでいる。(翻訳・編集/KT)

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