中国の国産旅客機、ボーイングからシェア奪取図る=明らかな報復措置と指摘―台湾紙

Record China    2010年2月4日(木) 23時31分

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3日、中国初の国産ジェット旅客機が今年から受注を開始することについて、台湾紙は「米ボーイングから顧客を奪うつもりだ」とし、米国へのあからさまな報復措置だと指摘した。写真は昨年12月に上海でお披露目された中国初の大型ジェット旅客機「C919」の模型。

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2010年2月3日、中国初の国産ジェット旅客機が今年から受注を開始することについて、台湾紙・聯合報は、「狙いは国際市場への進出。米ボーイングや仏エアバスから顧客を奪うつもりだ」とし、台湾への武器売却問題に絡んだ米国へのあからさまな報復措置だと指摘した。

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中国は初の国産ジェット旅客機を14年に初飛行、16年には就航させる予定を打ち出しており、今年から受注も開始される。新華網によると、中国商用航空機有限公司市場販売部は、「初の国産大型ジェット旅客機はC919と命名された。座席数は168席。20年以内に年産150機を目指す」と説明。また、設計責任者でもある同社幹部は「C919」の由来について、「C」は中国(China)の頭文字であると同時に、エアバス(Airbus)とボーイング(Boeing)に肩を並べるという期待も込めて、2社の頭文字A、Bに続く「C」を採用したと紹介した。

同幹部によれば、中国は米国に次ぐ第2の巨大市場。「十一五」(06年〜10年までの5か年計画)期間中の旅客運送量は95%増を記録した。15年までに2000機以上の旅客機が新たに購入される見通しだ。(翻訳・編集/NN)

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