<在日中国人のブログ>日本語はブログ界の「公用語」になれるのか?

Record China    2010年2月6日(土) 19時15分

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3日、日本の華字紙・日本新華僑報の蒋豊編集長は「日本語はブログ界の『公用語』になれるのか」と題した記事を中国のブログサイトに発表した。

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2010年2月3日、日本の華字紙・日本新華僑報の蒋豊(ジアン・フォン)編集長は「日本語はブログ界の『公用語』になれるのか」と題した記事を中国のブログサイトに発表した。以下はその内容。

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ブログ検索エンジン・テクノラティによると、世界のブログ人口は7200万人。うち日本語のブログは37%を占め、英語の36%を上回り最多を誇る。ちなみに中国語はわずか8%だ。だが、世界の英語人口は日本語の約4倍。中国語はさらに多い。日本人がいかにブログ好きなのかが分かるだろう。

総務省によると、08年1月時点で日本国内のブログ人口は総人口の13%にあたる約1690万人。毎月40万〜50万前後のブログが新たに開設されている。このため、ブログ界では日本語が公用語になりつつあるなどと言う人もいるが、数の多さだけで覇権が取れるとは限らない。これは中国人も肝に銘じてほしい。

日本人がブログを書く理由は、総務省の調査によると、「自分を表現するため」が30.9%、「交流を広げたい」が25.7%、「社会貢献」が8.4%、「経済的利益を得るため」が10.1%に上った。

実は日本は「日記大国」だ。「土佐日記」から始まり、「蜻蛉日記」「和泉式部日記」「紫式部日記」「更級日記」など、著名な日記文学作品が数多く存在する。日本の学者の中には、ブログは21世紀のインターネット時代の日記文学作品だと指摘する声もある。唯一違うのは作者が作家ではなく、一般のネットユーザーだということだ。

日本社会は「出る杭は打たれる」という諺が示すように、自我を主張しないことがよしとされてきた。日本人の日常会話はとにかく「曖昧」。自分の意見を率直に述べることはあまりない。その点、ブログの良い点は匿名で自分の心の内をさらけ出すことができること。ブログは日本人にとって、心の鬱憤を吐き出す最高のツールと言ってよいだろう。(翻訳・編集/NN)

●蒋豊(ジアン・フォン)

25年以上にわたってメディアの仕事に携わる。99年創刊で年間発行部数324万部を誇る日本の中国語紙・日本新華僑報編集長。

※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。

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