中国の地下鉄事情(1)首都地下鉄の総延長が2020年には世界一に―北京市

Record China    2006年11月21日(火) 21時44分

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北京市の地下鉄ネットワークが、2020年までに世界最長になる見込みだ。実現すれば同市の地下鉄は、現在の4路線から一気に19路線にまで増えることになる。

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2006年11月20日、北京都市計画機関によると、2020年までに北京市の地下鉄が19路線となる計画で、実現すれば総延長距離が561.5kmに達し、アメリカのニューヨーク市を上回る、世界で最も長い地下鉄を持つ都市になるという。

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現在北京にある地下鉄路線は、1号線、2号線、13号線、八通線の4本。2008年のオリンピックまでに、新たに3路線が開通する予定だ。将来的には地下鉄2号線に次ぐ第2環状線の建設や、2つの環状線から北京の各郊外地域に伸びる各線、市内を南北に貫くメインラインの形成が計画されている。

北京市の地下鉄は1965年7月1日に建設が始められ、1969年10月に北京駅〜苹果園(ピングオユエン)駅間が開業した。しかし当初、この線は公務員しか利用ができなかった。一般に開放されたのは1977年である。これは現在の1号線の西半分と、2号線の南側に相当する。

その後1号線の建設は徐々に進み、2000年に全線が開通。2号線(環状線)は1984年に、13号線は2003年1月に完成、八通線は2003年12月27日に開業した。現在は5号線、10号線、オリンピック支線、空港特鉄の建設が進められている。現在の総延長距離は114kmだが、2008年には200kmに達し、2020年までには561.5kmとなる見込みだという。

急速な発展を遂げる中国では、地下鉄が活躍していたり、地下鉄の建設が進められている都市も多い。今回レコードチャイナは、それぞれの都市でどのような地下鉄が運行されているのか、そしていかなる歴史を持つのか、数回にわたりお届けする予定だ。

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