50歳の性転換 第一段階のあごの手術が終了―遼寧省瀋陽市

2006年11月17日、遼寧（りょうねい）省瀋陽（しんよう）市に住む陳菲菲（チェンフェイフェイ）さんの、女性への性転換手術が始まった。この日陳さんは、瀋陽市の美容整形外科にて、性転換手術の一環として下あごの骨の一部を摘出する処置を行った。1か月後、彼は次の手術を受ける予定。

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陳さんは今年50歳、普通の農民として普通に結婚し、20年余りを送ってきた。2人の娘もいる。しかし女性になりたいというかねてからの願望はとても強烈で、抑えることができなかったという。今回家族の支持を得て、ついに念願の女性になるチャンスを得た。

陳さんの親戚の話によると、彼は幼いころから自分の性別に対して嫌悪感を持っており、結婚後に3回ほど自殺しようとしたことがあった。女性になることは、彼の生涯で最大の夢なのだという。ここ十年の間、彼は妻との間で、お互いを「姉妹」と呼んできた。2人の娘も、今後は父親を「叔母さん」と呼ぶことになる。