<統計>GDPの「誤差」改善と信頼の回復に「全力を尽くす」―中国当局

Record China    2010年1月30日(土) 10時30分

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28日、中国国家統計局幹部は北京で開かれた会議で、GDPの数値に中央と地方の間で「誤差」が生じないよう、改善に努めると述べた。写真は広東省広州市に建設中の広州南駅。25日、労働者たちが徹夜で作業を進めていた。

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2010年1月28日、中国国家統計局の馬建堂(マー・ジエンタン)局長は北京で開かれた全国統計工作会議で、国内総生産(GDP)の数値に中央と地方の間で「誤差」が生じないよう、統計の処理方法について改善に努めることを明らかにした。29日付で新京報が伝えた。

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中国では毎年、中央政府が発表したGDPの数値と各地方都市が発表した数値の合計に「誤差」があり、問題視されてきた。09年上半期には地方の合計が1兆4000億元(約18兆4000億円)も上回ったことを受け、同局は急きょ会見を開き、「サービス業に関する統計方法が統一されていなかった」と釈明している。

記事によれば、事態を重く見た温家宝(ウェン・ジアバオ)首相と李克強(リー・コーチアン)副首相から、改善を求める指示が出されていた。馬局長は「統計の信憑性と国民の信頼を高めるために全力を尽くす」と述べた。

馬局長はこのほか、今年1〜3月期からGDP成長率など主な数値を前期比で発表することを明らかにした。前期比は前年同期比より経済動向をつかみやすく、主要国では主流になっている。馬局長によると、中国も消費者物価指数(CPI)は前期比の数値を発表し始めたが、工業総生産額やGDP成長率などの前期比は公表されていなかった。(翻訳・編集/NN)

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