<中国人が見た日本>JAL崩壊が与えた教訓、「中国の鉄道や航空も民営化すべき」

Record China    2010年1月28日(木) 11時49分

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27日、中国の不動産開発大手、万科企業股[イ分]有限公司の王石会長が「赤い鶴丸の崩壊に感慨を覚える」と題した記事を、中国のブログサイトに発表した。写真は上海浦東国際空港のJALカウンター。

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2010年1月27日、中国の不動産開発大手、万科企業股[イ分]有限公司の王石(ワン・シー)会長が「赤い鶴丸の崩壊に感慨を覚える」と題した記事を、中国のブログサイト・新浪博客に発表した。以下はその内容。

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JALとの出会いは1986年。ビジネスで初めて日本を訪れた時だった。それからずっと08年に廃止されるまで、あの赤い「鶴丸」が好きだった。あれほど世界的に有名だったJALは、なぜ破産に追い込まれたのか?我々に与える教訓や警告は?

JALは51年に設立され、第2次大戦後の経済復興と共に発展。世界有数の航空会社に成長した。国有企業だったため、政府の意向は絶対。民営化後もこれは変わらず、90年代以降、地方経済活性化のため200以上もの空港が建設されたが、JALは利用客の少ない地方路線も大きな赤字を抱えながら維持し続けた。

JALは政府の庇護を受けていたので、待遇は破格。給与も福利も業界最高だった。78年に民営化されたが、政府主導の体質は変わらず。天下りの温床にもなっていた。会社の規模が膨らむにつれ、大企業病も蔓延。高コスト体質が経営を圧迫したが、労働組合が強く、賃下げやリストラは出来なかった。

国有企業の弊害はどの国でも見られる。中国も今の高度成長がストップすれば、強大化した国有企業は生き残りが厳しくなるだろう。JALの教訓を生かして、中国の鉄道、航空、通信、エネルギーは全て民営化した方が良いのではないか。(翻訳・編集/NN)

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