人民元レートを大幅切り上げか=インフレ懸念で政策変更へ―米エコノミスト

Record China    2010年1月26日(火) 12時2分

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23日、米金融大手ゴールドマンサックスのチーフエコノミスト、ジム・オニール氏はブルームバーグの取材に答え、今後、人民元が一気に5%と大幅に引き上げられる可能性があると示唆した。資料写真。

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2010年1月23日、米金融大手ゴールドマンサックスのチーフエコノミスト、ジム・オニール氏はブルームバーグの取材に答え、今後、人民元が一気に5%と大幅に引き上げられる可能性があると示唆した。25日、中国経済網が伝えた。

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2005年7月に中国は人民元為替レート改革を断行した。その後3年間で人民元レートは対ドルで21%上昇した。しかし、2008年7月の国際金融危機の勃発後、レートは再びドルと固定された。人民元高による輸出減を避けるための措置と見られており、一種の保護主義であると批判も受けている。

しかし、オニール氏は、今後、中国政府は為替レート切り上げに政策を変える可能性があると見ている。金融危機対策が功を奏し高成長を維持した中国だが、その一方でバブルの懸念がささやかれている。切り上げはインフレ予期の高まり、そして多額のホットマネーの流入の対策であり、さらに公定歩合が引き上げられる可能性もあるという。

オニール氏は「最近、中国政府は人民元レート問題について沈黙している。わたしたちが切り上げを予測しているのはその態度が原因だ」と話し、「5%の切り上げは人々の予想を超えたものだが、我々は奇跡を待っている」と話した。(翻訳・編集/KT)

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