2010年1月21日、中国国家統計局は2009年10―12月期の国内総生産（GDP）の成長率が前年同期比で10．7％、通年では前年比8．7％（速報値）だったと発表した。政府が掲げていた「通年で8％成長を維持」の目標は達成したことになる。

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四半期ベースの成長率が2けたとなるのは08年4―6月期以来、6四半期ぶり。中国経済は金融危機のあおりを受けて08年後半から落ち込んだが、国が実施した一連の景気刺激策によって比較的早い段階に回復を実現した。

ただ、統計局では「世界経済の回復が遅れており、国内経済でも不確定要素が依然、存在する」と指摘。「国はマクロ経済政策の連続性と安定性を維持した上で、的確さと柔軟性を高める必要がある」と表明した。（翻訳・編集/東亜通信）