「本土の人々は伝統的な美徳を失った」、台湾の若手作家が語る―中国誌

Record China    2010年1月25日(月) 13時40分

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20日、台湾の若手作家、廖信忠氏は、中国誌のインタビューで「今の中国本土の人々は伝統的な美徳を失ってしまったようだ」と語った。写真は17日、湖南省長沙市を訪れた廖氏。

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2010年1月20日、台湾の若手作家、廖信忠(リャオ・シンジョン)氏は、中国誌のインタビューで「今の中国本土の人々は伝統的な美徳を失ってしまったようだ」と語った。南方人物週刊が伝えた。

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廖氏はデビュー作「我們台湾這些年」(=私たち台湾のこれまで)が昨年、中国本土で発売されるとあっと言う間にベストセラーとなり、人気若手作家の仲間入りを果たした。台湾の政治や近代史を自らの視点を通じて分かりやすく綴った内容で、数年前からサイト上で発表していたが大変な反響を呼んだため、書籍化された形だ。

廖氏によれば、中国は1960年代後半から約10年続いた文化大革命のせいで文化の継承が寸断された。当時の蒋介石(しょう・かいせき)総統はこれを好機ととらえ、「台湾こそが中華文化の正統な継承者」とアピールするため、「中華文化復興運動」を開始。きっかけこそ政治的な意味合いが強かったものの、結果的に台湾には今も根強い儒教文化が残ることとなった。

一方、中国本土で“文革”を経験した人には常に暗い影があり、人を信じないオーラが漂っているという。廖氏は、「文革世代やその子供たちは、中国に古くから伝わる美徳を失ってしまったようだ」と印象を語った。(翻訳・編集/NN)

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