「暖秋」で砂漠の胡楊も黄葉まっ盛り―新疆

2006年11月17日、新疆（しんきょう）バインゴリン・モンゴル自治州の尉犁（ウェイリー）県で、砂漠の中にまばらに生えた胡楊（こよう）の林を観光客が訪れ、美しい景色を楽しんでいる。

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今年10月以来、新疆ではうららかな天気の暖かい秋の日々が続いた。例年ならとっくに落ちているはずの胡楊の葉はまだ枝にとどまり、金色に輝いている。

気象部門によると、今年全国で「暖秋」の現象が起きており、新疆各地でも気温はなかなか下がらなかったという。10月の新疆北部の平均気温は例年の同時期と比べ2．8℃上回り、史上2番目に暖かい月となった。南部地区では例年同時期より3．3℃高く、新記録を作った。

好天は人々の移動を容易にし、農業生産にもよい影響をもたらしたという。綿の収穫量が増えると、冬小麦の生育も促進されるのだそうだ。