「監視なんてない」北朝鮮での生活は「非常に快適」=元留学生が体験談―中国

Record China    2010年1月20日(水) 22時33分

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20日、北朝鮮の首都・平壌市で1年間の留学生活を過ごした中国の大学生が帰国後、現地での快適な生活ぶりを紹介した。写真は平壌市内。

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2010年1月20日、北朝鮮の首都・平壌市で1年間の留学生活を過ごした中国の大学生が帰国後、現地での快適な生活ぶりを紹介した。北京日報が伝えた。

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国費留学生として平壌の金亨禝師範大学で1年間の留学生活を送ったのは、北京第二外国語学院で朝鮮語を専攻する田明(ティエン・ミン)さん。田さんは現地での生活を「とても快適だった」と振り返る。

田さんによると、大学の食堂はすべて無料でメニューも豊富。留学生宿舎は8人1組で、2人ずつの小部屋に分けられる。北朝鮮人学生が必ず1人入り、留学生の日常生活をサポートするというが、「監視されるようなことは全くありませんでした」と田さんは語る。北朝鮮では男性に10年の兵役が課せられるため、一般的に大学に入学するのは30歳前後になるという。

田さんによると、北朝鮮人は礼儀正しく、言葉遣いも丁寧。歩く時はキビキビしていて、生気に溢れている。1人1冊「手帳」を持っており、少しでも時間が空くとなにやら勉強している。毎晩会議を開いて思想報告をしたり、各種競技会を開いたりするのが、地元大学生の余暇の過ごし方だ。

留学生宿舎には各階に電話が置いてあるが、国際電話は掛けられない。手紙は1か月に1回しか出せず、中国に届くまで半月かかる。授業は週に6日。朝8時から午後1時までで、各クラス10人前後。教科書の内容は、ほとんどが社会主義や指導者を称賛するもの。教師の月給は一般労働者と同じだが、情熱と誇りに満ち溢れた姿勢には思わず敬服させられたという。(翻訳・編集/NN)

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