国境近くでの中国の空港等建設に強い警戒感、「明らかに軍事目的」―インド研究機関

Record China    2010年1月21日(木) 15時18分

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19日、インドのシンクタンクは、インドと国境を接する中国チベット自治区で、急ピッチで進められている空港などのインフラ建設に強い警戒感を示す報告を発表した。写真はチベット・ラサ。

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2010年1月19日、インドのシンクタンクは、インドと国境を接する中国チベット自治区で、急ピッチで進められている空港などのインフラ建設に強い警戒感を示す報告を発表した。環球時報が伝えた。

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中国はチベットと内陸部を結ぶ青海チベット鉄道を06年に開通させたほか、11年には5か所目の空港が着工される計画が伝えられたばかりだが、報告は、これを「国境問題を抱えるインドにとって決して穏やかな動きではない」と指摘した。報告によれば、空港の建設地はいずれもインドとの国境係争地や軍事施設の近く。表面上は観光需要の拡大に応えるだめだとしているが、これらが軍事利用もできることは疑う余地もないとした上で、「ヒマラヤ山脈はもはや簡単に超えられる国境の壁になってしまった」と警戒感を露わにした。

報告はまた、中国国内に点在する空港が連携して後方支援を行えば、チベットの空港を拠点とした戦闘能力は格段に上がると指摘。インドも国境付近のインフラ整備を進めてはいるが、中国の規模には遠く及ばないという。報告は、インド政府はチベットのインフラ建設がインドに与える脅威を再度真剣に考える必要があると強調した。(翻訳・編集/NN)

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