中国最大の検索サイト「百度」がハッカー攻撃で利用不能に―中国

Record China    2010年1月12日(火) 21時10分

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12日早朝から中国最大の検索エンジン「百度(Baidu)」がハッカー攻撃を受け利用不能になり、混乱が続いている。写真は障害発生中の百度に接続したときの画面。

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2010年1月12日早朝から中国最大の検索エンジン「百度(Baidu)」がハッカー攻撃を受け利用不能になり、混乱が続いている。網易科技が伝えた。

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記事によると、12日午前7時(中国の現地時間、以下同)ごろから百度の検索ページが使用不能になり、ページを訪れると、一時は「イラン・サイバー軍にハッキングされた」との文字が現れた。各地のネットユーザーからの報告によるとその後は、昨年12月に米国の会員制交流サイト「Twitter」がハッキングされたときと同様の真っ黒な画面が現れたり、ページへの訪問自体が不能になったり、ヤフーの英語版の画面へ転送されたりしたという。時間経過による状況変化は次の通り。

午前9時30分ごろ―今回のトラブルについて百度の関係者が「故障の原因を現在調査中で、原因はまだ分からない」と一部マスコミに発表。

午前9時30分前後―中国各地のネットユーザーが「百度が利用できない」とのコメントを次々表明。

午前10時45分―百度が「米国で登録したbaidu.comのドメインが改ざんされたことにより障害が発生した。現在対応を急いでいる」との公式コメントを発表。

午前11時―上海広州、北京などの一部で機能が回復し始める。

午後12時51分―百度のロビン・リー(李彦宏)CEOがネット上で「こんなことは初めてだ、こんなことは初めてだ!」とコメント。

午後1時28分―百度が「北京地区は午後に正常に回復する」との見通しと併せて「その他の地区も回復に向かっている」と発表。

午後2時40分―イラン大使館の報道官が「イラン・サイバー軍についてはイラン政府も頭を痛めている。サイバー軍はイラン政府を代表していない」と表明。

午後5時―中国国内の一部地域では利用不能の状態が続いている。(翻訳・編集/HA)

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