<曹操の墓>次は劉備?孫權?盛り上がるファンに「考古学と宝探しは違う」と専門家が一喝―中国

Record China    2010年1月12日(火) 12時36分

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11日、人民網で考古学研究者とネットユーザーのオンライン交流会が開催された。曹操の墓発見に沸くネットユーザーに専門家は「考古学と宝探しは違う」と釘を刺した。写真は河南省安陽市の「曹操の墓」。

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2010年1月11日、人民網で考古学研究者とネットユーザーのオンライン交流会が開催された。曹操の墓発見に沸くネットユーザーに専門家は「考古学と宝探しは違う」と釘を刺した。中国新聞網が伝えた。

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2009年12月27日、河南省文物局は北京市で記者会見し、三国時代の英雄である魏の武王・曹操の墓と遺体が発見されたと発表した。このニュースにファンは大きな盛り上がりを見せている。交流会でもネットユーザーから「(墓がある)河南省安陽市安陽県域のタクシー料金も値上がりしたと聞きました。こうした埋蔵文化財の商業開発をどうお考えですか?劉備や孫權の墓を捜すブームも起きるのでは?」と質問が飛んだ。

こうした盛り上がりと対照的に専門家は冷静な答え。古代の墳墓、特に帝王の陵墓の発掘には国家文物局の認可が必要で、通常は保全に支障が生じている場合にしか認可されないとして、今後、発掘ブームが起きる可能性はないと指摘した。河南省文物考古研究所の張志清(ジャン・ジーチン)副所長は「考古学と宝探しは違う」と釘を刺した。(翻訳・編集/KT)

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