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5日、中国とモンゴルが共同で遊牧ウイグル帝国(744−840年)の墓の発掘作業を始めてから5年が過ぎた。これまでに様々な種類の墓が数多く発見され、貴重な歴史資料となっている。写真はモンゴルの自然博物館。
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2010年1月5日、中国とモンゴルが共同で遊牧ウイグル帝国(744−840年)の墓の発掘作業を始めてから5年が過ぎた。これまでに様々な種類の墓が数多く発見され、貴重な歴史資料となっている。新華網が伝えた。
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遊牧ウイグル帝国は突厥を滅ぼして樹立された遊牧国家で、今の中国北部からモンゴル国全域にかけて勢力を誇った。中国内モンゴル考古研究所が05年から、モンゴルの考古研究機関と共同で研究を進めている。
同研究所の陳永志(チェン・ヨンジー)所長によれば、両国の合同調査チームは大型の貴族墓を発見したほか、モンゴルでは初となる唐王朝の特色を持つレンガ造りの墓と美しい壁画を発見した。そのうち、モンゴル・アルハンガイ県で見つかった最大規模の墓は、可汗(国王)もしくは可敦(皇后)のものである可能性が高いという。
また、同帝国の王城があったとされるモンゴル・オルホン川流域では、これまでに約40基の四角形の墓が見つかっているが、これが同帝国の墓群であることが明らかになった。今回の調査では、モンゴル高原の遊牧民族文化に関する謎を解くための重要な手掛かりを得ることが期待されている。(翻訳・編集/NN)
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