<中国気になる話>中国が鳩山首相の南京訪問を要請、中国人の対日イメージ変える奥の手に

Record China    2010年1月6日(水) 12時15分

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2010年1月、レコードチャイナのライターによる個人ブログ「21世紀中国ニュース」は、仏紙フィガロが報じた鳩山首相の南京訪問について取り上げた。写真は2009年12月13日、南京大虐殺記念館の虐殺72周年式典。

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2010年1月、レコードチャイナのライターによる個人ブログ「21世紀中国ニュース」は、仏紙フィガロが報じた鳩山首相の南京訪問について取り上げた。

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以下は同ブログから。

2010年1月5日、時事通信は、中国共産党が日本に鳩山由紀夫首相の南京訪問を要請したとの仏紙フィガロの記事を報じた。さらに胡錦濤(フー・ジンタオ)国家主席が広島を訪問するプランもあるという。

小泉政権時に冷え込んだ日中関係だが、その後は一転して良好な関係が続いている。安倍晋三元首相が就任直後に中国を訪問して以来、両国首脳の相互訪問が続いた。また四川大地震被災地に派遣された日本の救出チーム、医療チームも大きなインパクトを与えている。政権交代後も鳩山首相のアジア重視の外交姿勢はおおむね好感を持って迎えられているといって間違いはない。

もちろん両国間には解決が必要となる課題が積み残されている。毒ギョーザ問題、尖閣諸島のガス田開発問題が一例だが、長年にわたり両国関係のしこりとなってきた歴史問題もその一角を占める。昨年、中国で映画「南京!南京!」が大ヒットしたことからもわかるように、歴史問題の中でも南京大虐殺は大きなウェイトを占めている。

中国側報道の偏りもあり、わたしが知り合った中国人の多くは日本人は南京大虐殺について知らない、政治家の多くは否定していると考えていた。それだけに日本首相の南京訪問は中国国民の日本理解を大きく変える奥の手であることは間違いない。政治的判断を要する複雑な問題ではあるが、鳩山首相がどのように決断するのか、注目される。(筆者:chinanews)

■「21世紀中国ニュース」は中国在住経験を持つ翻訳者によるブログ。サッカーなど中国のスポーツから社会事情、事件、流行など幅広く紹介している。FC2ブログに掲載。

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