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牽引式平移法という方法で、ビルをレールの上に載せ、ゆっくりと回転させ移動させている。これは福建省初の大工事なのだそうだ。
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2006年11月16日、福建(ふっけん)省厦門(あもい)市のあるビルが、液圧ジャッキに牽引されて、ゆっくりと予定の方向に移動している。これは6階建て、重さ5000tの人民検察院捜査技術総合ビル。これまでにこのビルが建っていた場所は、他の用に使われる予定があるそうだが、資金節約のためもあって取り壊すことをせず、45度くるりと回転させ、61m移動させることになったのだ。
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説明によると、今回採用されたこの方式は「牽引式平移法 」 というそうだ。これはビルをレールに載せ、まるで列車のように移動させるというもの。これまで1日のうちに、ビルは4m移動した。今回移動させるビルの重さや、移動角度と距離から考えて、この作業は福建省で初めての大工事と言われている。
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