アチャン族 阿昌族

Record China    2006年5月8日(月) 0時8分

拡大

天安門広場、民族衣装に身を包むアチャン族の女性(2002・4・2撮影)

◆人口/総人口3万3936人。

◆地域/ 主に雲南省徳宏のタイ族・ジンプォ族自治州の隴川県、梁河県の地域に分布し、少数は盈江県、潞西県、瑞麗県、保山地区の竜陵県、騰沖県に分布している。

◆言語/ シナ・チベット語系チベット・ミャンマー語派ミャンマー語分支に属する、アチャン族特有の言語を使用。 梁河、隴川、ロ西など3つの地区の方言がある。アチャン族には文字がなく、漢字とタイ族の文字を使用する習慣がある。

◆宗教/ 宗教は一般的に小乗仏教を信仰している。

◆歴史/ 歴史的にみれば、アチャン族は雲南省の一番古い土着民族の一つであり、古代の尋伝という部落の一部から発展してきた。アチャン族の先住民たちは昔、雲南省北西部の金沙江、瀾滄江、怒江流域一帯で生活していたが、西暦13世紀に、何度もの移住を経て、現在居住している地域に定住するようになった。

◆文化/ アチャン族の人々は、水田の耕作と鉄器を作る技術、農業と手工業との分業を推し進め、発展を遂げてきた。アチャン族が作った刀剣の鋭さは世界的にも有名だ。アチャン族の若い男子は刀のほか、音色の美しい楽器である三叶簫も、常に持っている。道を歩いている時、労動や農作の合間、あるいは、好きな女の子に出会う時に、その三叶簫を吹く。途切れず響く簫の音はとても心地よい。

◆祭り/ タイ族新年の伝統的行事である水掛け祭は、アチャン族にもある。人々は山で花を摘み、花の駕籠と塔を作る。それを仏の象征として取り巻き、踊りながら歌う。それに太鼓を打ち鳴らしながら、川から清水を汲み、仏のほこりを浴びる。アチャン族の「窩羅節」は一年間で一番盛大なお祭りであり、旧歴の1月4日に行なわれる。当日、人々は村の広場に集まり、昼も夜も歌舞をする。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携