<09年中国トンデモニュース・7>国営テレビ局放映の“感動大作”アニメ、実は日本作品の丸パクリ

Record China    2009年12月31日(木) 12時57分

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09年に中国で起きたちょっと変わったニュースを10本ご紹介。7本目はパクリが指摘された中国アニメのニュース。

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2009年も中国ではさまざまなニュースがあった。その中からちょっと変わったニュースを10本ご紹介する。

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7本目のニュースはパクリが指摘された中国アニメ。2009年9月、中国の国営テレビ局・中国中央電視台(CCTV)が「感動の大作」と銘打って放映したアニメ「心霊の窓」にパクリ疑惑が浮上した。2007年に公開された日本の人気アニメ映画「秒速5センチメートル」を丸写ししたような画面が多数あるという。実際、その「激似」ぶりには驚くばかりだ。

「心霊の窓」は広西チワン族自治区柳州市の共産党市委員会宣伝部と柳州市藍海科技有限公司の共同制作。1話8分30秒で全52話の制作が予定されている。すでに前半26話の制作が終了、今年7月よりCCTVを始め各局で放映されている。

中国サイト・網易論壇は「心霊の窓」と「秒速5センチメートル」の画面を比較しているが、その「激似」ぶりには驚くばかり。もはや模倣ではなく引き写しの域に達している。CCTVのアニメといえば、今年7月に「大口のドゥドゥ」がクレヨンしんちゃんをパクっていると話題になったばかり。再びのスキャンダルとなった。

網易論壇のコメント欄には「日本アニメは青少年の害になると禁止する一方で丸パクリとは…」「こういうアニメで育った大人が論文やらなにやらパクるのも当然だよね」「これぞ真のパクリ。コピペの域だな」「俺たちの特徴、それはやつらが新製品を出したら即コピー!」「CCTVじゃなくてCC“AV”だな」などのコメントが並んでいる。

「心霊の窓」は雪害や四川大地震などを舞台に親子関係、友情、愛情、教師と生徒の関係など心温まるストーリーを描いている。それぞれの物語は一般から応募された中から選ばれたもの。子どもたちに民族文化を伝え、倫理を教育する目的で制作されたという。目的は立派だが、パクリ精神まで伝える作品に仕上がってしまったようだ。(編集/TH)

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