<華南トラ>え?免職の元局長に給与支給、ねつ造の張本人は豪華洋館!―陝西省

Record China    2009年12月30日(水) 8時57分

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29日、中国陝西省で野生の華南トラの写真がねつ造だったことが分かった一連の「華南トラ事件」で、処分された役人が別の形で埋め合わせを受けていたことが分かった。写真は陝西省安康市旬陽県の裁判所で行われた周被告の第二審。

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2009年12月29日、中国陝西省で野生の華南トラの写真が発表され、後にねつ造写真だと判明した一連の「華南トラ事件」で、処分された役人が別の形で埋め合わせを受けたり、当事者である被告が豪華一戸建てを建てたりしていたことが分かった。中国網が伝えた。

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一連の事件の発端は07年10月。陝西省林業庁は農民の周正龍(ジョウ・ジョンロン)被告が絶滅したと考えられていた野生の華南トラの写真撮影に成功したと発表、周被告に賞金2万元(約27万円)を授与した。しかし、ネット上ではすぐに「ニセモノ疑惑」が噴出、世界的に広く報道されたスキャンダルとなった。周被告は執行猶予付きの有罪判決を受け、「検証もなしに写真を認定した」として役人13人が処分された。

事件後、周被告は村一番の豪華洋風一戸建てを建てていた。近所の村民によると、建設費はおよそ20万元(約270万円)。事件後はほとんど誰とも話さない毎日を送っているという。このほか、「華南トラ写真」の共同所有者で汚職罪に問われた鎮坪県林業局経済貿易局の謝坤元(シエ・クンユエン)元局長は刑事罰を免れ、昨年6月に免職となったが、その際、同局から「経費」が支払われた。謝元局長はその後、食肉加工工場の経営を始めた。

また、当時免職処分を受けた林業局野生動植物保護管理所の元幹部、李騫(リー・チエン)は当時の県委書記と親戚関係にあるが、李の妻が今年、農村の小学校から都市部の幼稚園に異動になった。これも処分の埋め合わせだったのではないかと見られている。また、事件の責任を取って職を解かれた県林業局の覃大鵬(タン・ダーポン)元局長には、いまだに高い給与が支払われているという。(翻訳・編集/NN)

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