青城山と都江堰

Record China    2006年5月8日(月) 0時8分

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青城山と都江堰(四川省、2000、世界文化遺産)

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「青城山」/青城山は四川省都江堰市の南西15?のところに位置し、省都の成都からは70?離れている。

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峰々が周囲を囲み、山道の両側には樹齢の古い木々が高くそびえ立ち、悠久の時を刻んでいる。常緑樹が多く、あたりは濃緑に覆われている。一年を通して緑に覆われていることから、「青城山」と呼ばれるようになった。

青城山は前山と後山に分けられ、前山の景色は優美で、文化財、古跡が多い。後山の自然の風景は神秘的な美しさを持ち、原始の世界のようだ。 また、ここ青城山は中国の道教の発祥地の一つで、道教の名山にも属している。 主な見所は、建福宮、天然図画、天師洞、上清宮などがあり、建福宮は山歩きの基点となるところで、規模が大きく独特の風格がある。

天然図画は、その名の通り、絵のような景色の場所だ。ここから西に2?のあたりに、青城の主要な廟がある。

「都江堰水利施設」/都江堰水利施設は、成都の西北、60?の都江堰市の西に位置している。山から流れてくる岷江の水を成都平原に引き入れる場所に、偉大な古代の人々によって作られた灌漑施設で、現代人に祖先の叡智の素晴らしさを知らしめるものとして、現在まで連綿と引き継がれている。

都江堰が造られる前、岷江はしばしば氾濫して災害を引き起こしていた。今から約2250年前の秦昭王の時期に、秦国の李氷とその息子が、先人の治水の経験を生かし、地元住民を率いて、水利工事に着手した。

その主要な工程は、「魚嘴」という堤防を川の真中に建造し、川の流れを真中で分けることにより、激しく沸き立つ岷江を外江と内江に仕切り、外江で余分な水を排し、内江で水を引いて灌漑に利用した。これらの水利施設以来、成都平原の肥沃で広大な平野は、豊かな土地となり、四川省の経済、文化の発展に大きな貢献を果たしたといわれている。

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