「小康社会」の達成率は74.6%、地域間格差は依然残る―中国

Record China    2009年12月23日(水) 15時34分

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21日、中国政府の進める「小康社会」(いくらかゆとりのある社会)の達成率が74.6%に上昇したことが分かった。しかし地域間の貧富の格差は依然存在している。写真は南京市内のレストラン。壁に「社会主義は良い」と書かれている。

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2009年12月21日、新華社通信(電子版)によると、中国国家統計局統計科学研究所の観測データから、中国の進める「全面的な小康社会建設」の達成率が2007年の72.7%から08年に74.6%に上昇したことが分かった。しかし、地域間の格差は依然存在している。

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小康社会とは「いくらかゆとりのある社会」、すなわち豊かではないもののまずまずの生活を達成した社会を指す。21日に公表された報告書では、08年に中国東部地区における全面的な小康社会建設の達成率は83.5%、東北地区は77.6%、中部地区は72.4%。北京や上海では達成率が90%以上と小康社会の各目標値が基本的に達成されているものの、内陸部にあたる西部地区は66.3%と依然低い水準にある。2000年時点での中国全体の達成率は59.3%だった。

また報告書では、全面的な小康社会建設の実現には経済発展を基礎とし、貧富の格差を縮小することが重要なカギであり、生活環境の改善が重要な課題だと指摘されている。(翻訳・編集/岡田)

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