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15日、北京市の誇るデザイナーズ建築となる予定だったにも関わらず、今年2月の火災で全焼してしまった国営テレビ局・中央電視台(CCTV)の社屋が、工事を再開した模様だ。
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2009年12月15日、北京市の誇るデザイナーズ建築となる予定だったにも関わらず、今年2月の火災で全焼してしまった国営テレビ局・中央電視台(CCTV)の社屋が、工事を再開した模様だ。チャイナフォトプレスの報道。
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国営TV局・中国中央電視台(CCTV)本部ビルは、オランダの著名建築家レム・コールハースが率いる設計事務所・OMA(Office for Metropolitan Architecture)が設計を手掛けた地上234m、55階建てのビル。50億元の予算をかけて04年に起工、08年に竣工した。2本の柱がてっぺんで結ばれる馬蹄形磁石のような形状が特徴的で、07年には米・タイム誌が「世界10大奇跡の建築」の一つとして選出したが、中国国内では「でかパン」の愛称で呼ばれている。
しかし、今年2月9日夜、メイン棟の隣に立つ北ビル(30階建て)で火災が発生、1人が死亡、7人が負傷という大惨事が発生した。北京市の新たなランドマークと期待されたビルは6時間にわたって燃え続け、無残にも全焼。事故当日は中国の祭日で、旧正月の15日目を祝う元宵節だったが、この日は盛大に花火を打ち上げる風習があるため、その花火から引火した。しかも、その花火は何と局員が打ち上げたもので、当局の認可を受けていない違法花火だったという。
このほど、その黒焦げとなったビルの中ほどに、工事用のビニールシートがかけられていることが確認された。南の壁面の3分の1ほどを覆うシート部分はどうやら修復を済ませた跡と見られ、むき出しの壁面と比べ明らかに白くきれいになっていた。修復工事はひそやかに進行中のようだ。(翻訳・編集/愛玉)
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