2009年12月11日、中国のブログサイト・新浪博客に「劉翔の背後の美人ボランティアはなぜ“オバマ美女”のようにネット上で一躍人気となったのか？」と題した記事が掲載された。以下はその内容。

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香港で行われた東アジア大会第7日の11日、男子110メートル障害の予選会場で劉翔（リウ・シアン）選手の着替えを手伝った美人ボランティアが、一夜にして有名人となった。先月はオバマ米大統領の上海での講演の際、その背後に座っていた女性があまりにも美人過ぎるということで、ネット上で大注目を集めたばかり。

事の発端は当日の午前9時35分ごろ（現地時間）、試合に出場する劉翔選手が赤いユニフォームに着替えようとした際、あまりにも身体にフィットする素材だったため、なかなか上手く着られず、背後にいたその美人ボランティアに手助けを求めた。彼女は一瞬、戸惑ったが、すぐに前に進み出て劉翔選手の着替えを手伝った。

これを近くで見ていたマスコミが一斉に騒ぎ出し、「あの美女は何者？」とばかりに紙面に登場させた。最後には「人肉捜索」（ネット上での個人情報捜索）で瞬く間に身元が判明、一躍時の人となる。女性は黄[王其]瑛（ホワン・チーイン）さん（17）で、香港嘉諾撒書院（カノッサカレッジ）の学生。日頃から熱心にボランティア活動をしており、香港の数学の大会で優勝経験もある才女。英語名はキティだ。

キティさんと“オバマ美女”には3つの共通点がある。1つ目は「どちらもとびきりの美女であること」、2つ目は「絶妙のタイミングで有名人の背後に現れたこと」、そして3つ目は「ネットユーザーの間で人気に火が付き、『人肉捜索』であっと言う間に時の人となったこと」。キティさんの今回の騒動も、これほどの条件が重なればなるべくしてなったことだと筆者は考える。（翻訳・編集/NN）