2009年12月12日、台湾紙・聯合晩報は関係筋の話として、米国が年末までに台湾への新たな武器売却を発表すると報じた。14日付で環球時報が伝えた。

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記事によれば、台湾の政府機関関係者は、米国は年内に多用途ヘリUH60「ブラックホーク」の台湾への売却を決定する見通しだが、F−16C/D戦闘機と潜水艦は売却リストから外されたと証言。武器売却案は「すでにオバマ大統領の机の上に乗せられている」と述べ、発表が間近であることを示唆した。

また、台湾紙・中国時報は、米国が今の時期に慌てて発表することについて、▽オバマ政権は就任1年目で具体的な成果が欲しかった▽胡錦濤（フー・ジンタオ）中国国家主席の来年3月の訪米が決まっているため、なるべく早い時期に発表することで衝突を避けたかった、と解説している。

このほか、別の関係者は、米国は来年3月の胡主席訪米を控え、台湾への武器売却を早々と宣言しておけば、胡主席から訪米時に何か言われても「もはや昨年の出来事」と流すことができる、と目論んでいるためだと指摘した。（翻訳・編集/NN）