故宮のスタバとは別次元!外資も進出、拡大する「ネーミングライツ市場」―中国

Record China    2009年12月11日(金) 7時44分

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7日、米紙は「中国で市場を模索する命名権」と題した記事を掲載。ネーミングライツ市場が中国でも未開拓ながら活発になりつつあるという。写真は命名権をめぐり話題となった北京五輪の競技場。

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2009年12月7日、米紙ニューヨーク・タイムズは「中国で市場を模索する命名権」と題した記事を掲載した。90年代以降、スポーツ、文化施設の名称に企業名をつける「ネーミングライツ」がビジネスとして成立し、各国でさまざまな分野の企業が関わっているが、中国でも未開拓ながらその動きが活発化しつつあるという。8日付で環球時報が伝えた。

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独ベンツ社は7500万〜1億ドルを投じ10年間の契約で、1万8000人を収容する上海市の新体育館の命名権を得た。ネーミングライツ市場も景気後退の影響を受ける中、ベンツ社が上海で命名権を獲得した意義は大きいと記事は指摘する。ベンツ社は命名権を獲得したことで中国の文化・スポーツの発展に協力できるほか、巨大な中国市場で好調な販売を続ける大きな足がかりになるとしている。

米国を代表する国際的な非営利団体アジア・ソサエティーの責任者は、中国におけるネーミングライツ市場の立ち後れは中国文化が適応能力を高める必要性に迫られている証だと指摘し、「故宮にスターバックスがオープンしたというようなこととはまったく異なる次元の問題だ」と語っている。(翻訳・編集/岡田)

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