2009年12月8日、チベット高原東端にある甘粛省の桑科草原に、エンジンの爆音が響き渡った。かつてこの茫漠とした草原を騎馬で駆け巡ったチベット族たちにも、徐々にモータリゼーションの波が訪れている。チャイナフォトプレスの報道。

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チベット族の少年たちはこぞってバイクに夢中だ。記者がカメラを向けると、次々にアクロバティックな技を披露してくれる。放牧の際もバイクや自動車を用いる者が増え、騎馬民族としてのアイデンティティーは徐々に失われつつあるようだ。

しかし、バイクがもたらすスリルとスピード感に、年ごろの少年たちが夢中になるのはしかたないことなのかもしれない。(翻訳・編集/愛玉)