米国人に引き取られる、一人っ子政策の“副産物”捨て子=新たな移民の形に―中国

Record China    2009年12月7日(月) 23時30分

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2009年12月、国務院僑務弁公室ウェブサイトに、清華大学人民学院の龍登高教授による米国人家庭の中国人孤児引き取りに関する論文が掲載された。写真はジョン・ハンツマン駐中国米国大使と中国から引き取られた養女の楊楽意さん。

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2009年12月、国務院僑務弁公室ウェブサイトに、清華大学人民学院の龍登高(リウ・デンガオ)教授による米国人家庭の中国人孤児引き取りに関する論文が掲載された。6日、中国評論通訊社が伝えた。

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米国人家庭に引き取られた中国人孤児の数は現在、約3万人。年5000人のペースで増え続けており、新たな移民の形態となっている。孤児の引き取りには1万5000ドル(約136万円)の費用と最低でも18か月の時間が必要となる。世界的に見ても引き取りにかかる時間は中国が最長。それでも一人っ子政策の影響から捨てられる子どもが多く、健康な子どもを引き取れる可能性が高いなどの理由から人気が高いという。

龍教授は孤児引き取りは「新たな形態の移民」であり、米中の架け橋になるとして積極的に促進するよう提言している。そのためには手続きの簡略化が必要だという。また米国人の両親とともに中国を訪問するよう誘うほか、子どもが望めば生みの親に会えるようデータベースを構築するべきだと主張した。(翻訳・編集/KT)

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