アジア人は「汚い」「3K労働者」?韓国人の人種差別意識―韓国

Record China    2009年12月1日(火) 11時56分

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11月27日、韓国である裁判が行われた。インド人大学教員に対し暴言を吐いた韓国人男性に裁判所は人種差別罪で罰金100万ウォンの支払いを命じた。中央日報は事件は韓国の「純血統主義」の問題を示す警鐘になったと論じている。写真はソウル・明洞。

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2009年11月27日、韓国である裁判が行われた。路線バスに乗り合わせたインド人大学教員に対し、「汚い」「異臭がする」と暴言を吐いた韓国人男性に裁判所は人種差別罪で罰金100万ウォン(約7万4400円)の支払いを命じた。韓国紙・中央日報は、事件は韓国の「純血統主義」の問題を示す警鐘になったと論じている。30日、中国新聞網が伝えた。

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被害者のインド人大学教員は韓国滞在中、何度も同様の差別を受けてきたと話している。地下鉄内では隣に座ろうとする人はいない。路線バスに乗って眠ってしまった時など終点に着いた後、運転手は蹴って起こしたという。被害者の同僚の女性教員は米紙ニューヨークタイムズの取材に答え、「家族はインド人大学教員とつきあっているんじゃないのかとうるさく聞いてくる一方で、ドイツ人と結婚したいとこをうらやましがっている」と話した。

まさに女性教員の指摘する通り。韓国人の欧米人に対する態度とアジア人に対する態度は全く異なるという。韓国文化観光研究院が先日、韓国を訪問した外国人を対象に実施したアンケート調査によると、「韓国人は親切」と回答した欧米人は70%、一方アジア人の比率は40%に過ぎなかった。同研究所は、韓国人はアジアから来た外国人は全員、韓国人が嫌がる仕事をする労働者か、農民と結婚するために来た女性だと見なしていることを明かした。

中央日報は「アジア出身の外国人は経済的に立ち遅れた地域から来たとはいえ、韓国社会で重要な役割を担っており、差別することは許されない」と訴えた。少子化が進む韓国は移民政策の実施を宣言しており、差別的な「純血統主義」意識を変えなければ、国家の競争力に影響するばかりか、社会的な不満ばかりが募ることになると指摘、「単一民族神話を国家発展の足手まといとしてはならない」と主張した。(翻訳・編集/KT)

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