2009年11月22日、英紙サンデー・タイムズは、上海ディズニーランドの建設予定地で先祖の墓を守る地元民と当局が立ち退きをめぐって対峙していると報じた。23日付で新華網が伝えた。

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世界各地にあるディズニーランドの中でも最小の規模になると伝えられた上海ディズニーランドの建設予定地は、上海市南部の田園や竹林が広がるのどかな村。村民たちは、ディズニーランド建設のため先祖の墓を移動させるよう迫る地元当局に抗議の声を上げている。

担当者は「家の立ち退きを説得するより難しい」と嘆き、「家の問題ならお金が解決してくれるが、先祖の墓を移動させるとなると、恐らく誰もうんとは言わないだろう」と頭を抱えている。

上海市人民政府は4日、米ウォルト・ディズニー社と上海市浦東新区にディズニーランドを建設することで合意に達したと発表した。当局は現在、村民たちに上海で最も近代化が進む上海浦東国際空港付近への移転を説得しているが、今のところ応じたのは1000戸中、わずか50戸だという。（翻訳・編集/NN）