WHOに中国人初の事務局長・陳馮富珍女史が当選

Record China    2006年11月10日(金) 1時56分

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香港の陳馮富珍女史が、ジュネーブで行われたWHO事務局長選挙の本投票で、他の4名を打ち破って事務局長に当選を果たした。

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2006年11月8日、スイスのジュネーブで、世界保健機関(WHO)の34名の執行委員による事務局長選挙が行われた。この選挙の5人の立候補者の中から、香港出身の陳馮富珍(マーガレット・チャン)女史(59)が当選した。WHO事務局長の任期は5年。中国人の国連主要機関のトップ就任は初めてとなる。

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この選挙は今年5月、韓国の李鍾郁(イジョンウク)前事務局長の死去後、後任選出へ向けて実施されたもので、予備投票の結果、11人の立候補者のうち、尾身茂WHO西太平洋地域事務局長(57)ら5人の本投票進出が決まっていた。この日の本投票で選出された陳馮次期事務局長について、9日に開かれる臨時総会で承認を求める。

陳馮女史は1994年から2003年まで香港政府の衛生署長をつとめ、SARS(重症急性呼吸器症候群)対策などの指揮をとった。その後WHOに転身し、2005年から事務局長補として感染症対策を担当し、新型インフルエンザ対策などを手がけてきた。今回彼女の当選は中国政府の積極的な支持を受けて実現したもの。

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