<中華経済>中国がジェット機産業へ参入、ボーイングとエアバスに対抗―米紙

Record China    2009年11月10日(火) 5時1分

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9日、ワシントン・ポストはこのほど「中国の新興ジェット機産業はボーイング社とエアバス社に狙いを定めている」と題した記事を掲載した。中国は現在、自主開発の大型ジェット機C919機の開発を急いでいるという。写真はC919機の模型。

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2009年11月9日、環境時報によると、米紙ワシントン・ポストは7日、「中国の新興ジェット機産業はボーイング社とエアバス社に狙いを定めている」と題した記事を掲載した。中国は現在、自主開発の大型ジェット機C919機の開発を急いでおり、計画では2014年に初飛行を行い、その2年後には製品を納品する予定だという。

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中国が大型ジェット機開発に取り組む目的の1つは、2025年までに中国が自国の航空会社だけで大型ジェット機2000機以上を購入する世界最大の市場のひとつとなり、現在市場を独占するボーイング社とエアバス社に対抗するためであるとされている。

中国政府の高官は、中国製大型ジェット機が両社に対抗するカギは「価格と環境技術にある」と話し、両社の牙城切り崩しに自信を見せる。また、同高官は「中国が大型ジェット機開発に取り組むのは、経済的な理由以外に『名誉』が大きな動機になっている」と明かす。中国は昔から数々のビッグプロジェクトに取り組んできており、国民の多くもそれに期待し、民族としての自尊心を育てることにつながってきたという。

一方、エアバス社の中国での組み立て会社・空客(天津)総装有限公司の代表者は、中国の大型ジェット機市場への参入について、「この業界で2社のライバルとなるためには相当な期間が必要となる。中国にとっては大きな挑戦である」と語り、また、中国側の関係者も「中国のジェット機産業は2社の弟分に過ぎない。生産能力などから考えても今後10〜20年は依然としてこの2社が中国市場の主流を占めるだろう」と前途が容易ではないことを認めている。(翻訳・編集/HA)

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