<怖い中国事情>水質汚染に警鐘、「車はBMWでも飲み水は汚染だらけ」

Record China    2009年11月5日(木) 6時10分

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2日、中国環境保護部部長は、経済発展と社会の進歩、環境保護の3者が足並みを揃えなければ「車はBMWでも飲み水は汚染だらけというアンバランスが生じることになる」と訴えた。写真は05年、化学工場の汚水垂れ流しで3万人が断水を強いられた重慶市郊外の町。

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2009年11月2日、中国環境保護部の周生賢(ジョウ・ションシエン)部長は、経済発展と社会の進歩、環境保護の3者が足並みを揃えなければ、「車はBMWでも飲み水は汚染だらけ、というアンバランスが生じることになる」と訴えた。3日付で長江商報が伝えた。

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周部長は湖北省武漢市で開かれた第13回「世界湖泊大会」で「環境と発展」をテーマにスピーチを行い、「環境に問題が起きれば、まずは経済政策に原因があると思ってよいだろう」との見解を示した。その中で、「発展とは燃焼。そこで燃え尽きるのは資源、残るのは汚染、生まれるのはGDP」だと述べ、経済発展のスピードが速ければ速いほど、汚染物質の排出量は多くなると指摘。このままの状態が続けば生態系に深刻な被害が生じ、人類滅亡の危機にまで発展すると警告した。

その上で、「河川や湖に自然浄化するための十分な時間を与え、失っていたバランスを取り戻させることが大切だ」と指摘。これと同時に汚染物質の排出を減らす努力をすることも必要だと訴えた。(翻訳・編集/NN)

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