米フォード、中国メーカーにボルボ買収の優先交渉権を授与―中国メディア

Record China    2009年10月29日(木) 11時54分

拡大

28日、米自動車大手フォードはスウェーデン子会社ボルボ売却の優先交渉権を中国の吉利集団に与えたと発表した。同日、吉利集団は「フォードの決定を歓迎する」との声明を発表した。写真は北京で開催された2009年中国自動車・部品博覧会の吉利集団ブース。

(1 / 4 枚)

2009年10月28日、米自動車大手フォードはスウェーデン子会社ボルボ売却の優先交渉権を中国の吉利集団に与えたと発表した。同日、吉利集団は「フォードの決定を歓迎する」との声明を発表した。新華網が伝えた。

その他の写真

吉利集団はすでにフォードと複数回にわたり、ボルボ売却について協議しているという。買収計画には中国の銀行の支持も取り付けている。買収計画ではボルボの工場、研究開発センター、労働組合との取り決め、販売ネットワークなどはすべて維持される予定。本社もコペンハーゲンに残され、吉利集団とは独立した経営陣が運営することになる。吉利集団の李書福(リー・シューフー)理事長は「協議がまとまれば、世界的ブランド・ボルボの伝統を守り、その安全性能と環境技術をさらに発展させる」とコメントした。

アナリストによると、買収が成功すればボルボの中国での市場が拡大し、急成長のチャンスをつかむことになるという。また買収後、吉利集団は車の組立だけではなく、エンジンやギヤなど自動車製造に関するすべての技術を有することになる。(翻訳・編集/KT)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携