飲用水の汚染、依然深刻=政府が水源の保護強化へ―中国

Record China    2009年10月29日(木) 15時17分

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27日、中国環境保護部の副部長は水質汚染問題の解決と飲用水源の保護を最優先課題とすることを明らかにした。写真は付近の工場によるカドミウム汚染が深刻な湖南省瀏陽市の双橋村。

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2009年10月27日、中国新聞社によると、中国環境保護部は遼寧省瀋陽市で第1回全国飲用水源保護工作会議を開催した。その席で張力軍(ジャン・リージュン)副部長は、同部が水質汚染問題の解決を最優先課題とし、飲用水源の保護を強化する方針を明らかにした。

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環境保護部は2008年末までに、4002都市で集中式飲用水源地の基礎的環境状況の評価作業を完了させるとともに、執法員のべ35万人を動員して4661か所の飲用水源保護区の検査を実施。その結果について張副部長は、中国の飲用水の安全性保障能力は徐々に向上してはいるものの、情勢は依然として厳しいものだと話した。統計では、全国で約5分の1の都市で集中式飲用水源が基準を満たしておらず、その影響を受けている人は9000万人にのぼり、汚染事件も度々発生している。

張副部長は、流域・区域の汚染物質排出量を抑え、飲用水源地への汚染物質の流入を軽減することが飲用水源保護の主要な対策であると指摘するとともに、汚染を防ぐための検査、監督を強化することを各機関に求めたという。(翻訳・編集/岡田)

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