韓国経済の回復鮮明に!中国のGDP8%達成が韓国の成長率を1%押し上げへ―韓国研究機関

Record China    2009年10月29日(木) 21時36分

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27日、中国経済の成長などが原動力となり、韓国経済の回復が鮮明になってきた。韓国銀行(中央銀行)が26日に発表したところによると、韓国の第3四半期のGDP成長率は、前期比2.9%増となり、3期連続でプラス成長となったことが分かった。写真はソウル市。

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2009年10月27日、中国経済の成長などが原動力となり、韓国経済の回復が鮮明になってきた。韓国銀行(中央銀行)が26日に発表したところによると、韓国の第3四半期(7〜9月)のGDP成長率は、第2四半期(4〜6月)に比べて2.9%増となり、3四半期連続でプラス成長となったことが分かった。人民網が伝えた。

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韓国銀行は26日、「第3四半期のGDP成長率は第2四半期比2.9%増で、3四半期連続でプラス成長となり、02年の第1四半期(1〜3月)以来の高い成長率を記録した」と発表。これを受けて、韓国企画財政部の尹増鉉(ユン・ジュンヒョン)長官は「為替、原油価格などのマイナス要因があったにもかかわらず、2.9%の成長率は驚くべき数字だ。韓国経済は今年、通年でプラス成長を達成する可能性も出てきた」と語り、その原因については、「中国のニーズが推進力になった」とコメントした。

あるデータによると、中国のGDP成長率が1ポイント増加すると、韓国の対中輸出成長率が1.52%増え、韓国のGDPを0.1%押し上げる。逆に中国の対外輸出が1ポイント減ると、韓国の対中輸出は0.33%減少するという。また、韓国の民間シンクタンク・現代経済研究院の李万勇(イ・ワンオン)研究員は「中国経済が目標としている『保八(年間8%の経済成長)』を達成すれば、韓国の対中輸出額は93億ドル増加し、韓国の経済成長率を1%押し上げる」と試算している。

経済の回復傾向を受け、国内外の経済研究組織も韓国経済の成長率を、今年は−1%〜+1%の間、来年はプラス4%程度へと上方修正し始めているという。

さらに韓国内のアナリストの中には、「景気の回復に伴い、韓国銀行がまもなく政策金利を引上げる」との観測も出始めており、韓国経済回復の足取りの力強さをうかがわせている。(翻訳・編集/HA)

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