「普通話」がチャイナタウンを席巻!広東語しか話せない老人は肩身狭く―米紙

配信日時:2009年10月26日(月) 7時22分
「普通話」がチャイナタウンを席巻!広東語しか話せない老人は肩身狭く―米紙
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22日、数十年にわたって広東語が主流だった多くのチャイナタウンでも、北京語と北方方言を基礎につくられた中国の公用語「普通話」が席巻しはじめたと米紙が報じた。写真は南京市で行われた普通話推進イベント。
2009年10月23日、環球時報によると、米ニューヨークタイムズは22日、「『普通話』により広東語が失墜―将来のチャイナタウンには普通話が響く」と題した記事を掲載、数十年にわたって広東語が主流だった多くのチャイナタウンでも、北京語と北方方言を基礎につくられた中国の公用語「普通話」が席巻し始めたと報じた。

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同記事によると、幼い頃からマンハッタンで生活している華僑・ワン・ウェイさんは、最近のチャイナタウンの変化に驚いている。広東語を理解しない「新移民」の増加によって、ワンさんのように長く華僑の間で主導的な言語だった広東語を話す人々は、普通話の「台頭」によって隅に追いやられているように感じるという。レストラン、教会、公園、市場、どこに身を置いても普通話が主流になってきている。

この現象は中国の国際的影響力の増大と関係がある、と同記事は指摘する。中国の国力増大というメリットを享受させるために、子供たちに普通話を学ばせる父母が急増しているのだという。逆に海外に住む広東語しか離せない老人たちにとっては、普通話か英語を習得するしか、社会からの孤立を免れる道はなくなってきている。

マンハッタンのイースト・ブロードウェイ(福建出身者を中心に形成された中華街)で44年も暮らしているリーさんは、「ここのレストランで料理を注文することもできなくなった」と嘆いた。日曜日、長く広東語だけでミサが行われていたカトリック教会でも、今は普通話ミサが2度、広東語ミサは1度となっているという。(翻訳・編集/津野尾)
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