中朝国境の民間密貿易、鉱産物から骨董品中心に―遼寧省丹東市

Record China    2006年11月8日(水) 9時34分

拡大

北朝鮮との国境の町、丹東市の土産物店では、北朝鮮から密輸入された骨董品の類が売られていた。

(1 / 3 枚)

2006年11月7日、中国と北朝鮮の国境都市・遼寧(りょうねい)省丹東(たんとう)市の鴨緑江(おうりょっこう)川沿いにある商店では、その多くに隠し部屋が作られている。

その他の写真

これらの商店には「お土産」という看板が掲げられている。店の経営者は訪れた客を観察し、政府の役人ではないと分かると、すぐ「北朝鮮の物はいるか」と声をかける。そして例の隠し部屋から、いくつもの焼き物や金属製品、工芸品などを持ち出して、客の目の前に広げる。

中国人が関心を持つ北朝鮮の物品は、次に述べる2種である。一つは金日成(キムイルソン)バッジと金正日(キムジョンイル)バッジ。これは彼らに60年代から70年代までの文化大革命のころの毛沢東バッジを思い出させる。もう一つはもちろん朝鮮戦争の記念章。48万人の中国の義勇軍の命は朝鮮半島に散っているからだ。しかしこのような小物は、そうたくさんあるわけでもなくすぐ売り切れてしまい、店の経営者にあまり利益はない。

だから経営者たちは、客に一生懸命焼き物などの高価なものを勧める。中国人観光客は、出された青磁のつぼには特に興味はなさそうだ。質も悪いし保存状況もひどい物ばかり。何度も熱心に勧められても、どの時代のものか分からないことを理由に断っている。中国人観光客が帰ろうとすると、経営者はその背中を横目で見ながら、「お前になんか売るもんか、倍の値段で韓国人に売るぜ」といまいまし気につぶやいた。

この土産物店の経営者たちは、夜船で国境の川を渡り、川のほとりで北朝鮮人相手に生活用品や人民元と引き換えにさまざまな物を仕入れ、中国に滞在している韓国人ビジネスマンや観光客に高値で販売している。これは彼らにとっていい商売となっているようで、彼らが手にする利益は相当のものだと地元の関係者が説明してくれた。

たとえば金日成・金正日バッジは北朝鮮人から一つ中国元10元(約130円)で仕入れ、中国人に30元(約390円)で売っている。しかし、韓国人が来ると値段はすぐ50元(650円)に上がる。ある業者が500元(6500円)で古い絵を1枚仕入れ、約200倍の値段で韓国の学者に販売したというのは、業者の間でよく聞かれる話だ。昔、この地域では北朝鮮から鉱産物を密輸入していたが、近年このような物資は少なくなり、現在流行っているのが北朝鮮の骨董品密貿易だという。中朝国境付近の民間密貿易の変化から、北朝鮮国内の厳しい状況が伺える。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携