2009年10月17日、ボアオ・アジア・フォーラムの龍永図（ロン・ヨントゥー）秘書長が、「中国の内需拡大には、『農民の解放』を避けて通れない」と発言した。中国新聞網が伝えた。

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龍秘書長によると、「農民の解放」のために3つの方法が考えられ、それは「農村の都市化」「農産品の値上げ」「宅地の住宅化」だという。これらの政策が進めば、農民の収入・財産が増加すると同秘書長は主張する。

同秘書長は、農村の都市化により5億人が都市人口に加算されるとすると、巨大な都市消費者層が形づくられ、内需を拡大し、将来の中国経済の発展に大きく寄与すると指摘する。また、現在、農業生産品は工業生産品と比べて価格が抑えられすぎており、50％の値上げが可能だとも主張した。「78年の米国では、ラジオ1台買うお金で、スーパーのトマトを3〜5個買えた。しかし中国はトラック1台分だ」とそのひずみを指摘した。（翻訳・編集/津野尾）