イマドキの中国ロック青年は「政治に関心なし」―香港紙

Record China    2009年10月17日(土) 3時33分

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14日、香港紙は「中国のロック青年は政治に関心があるのか?」と題した記事で、最近の中国ロックからは反体制的なメッセージが感じられなくなったと論じた。写真は5月に北京で開かれた「ストロベリー音楽祭」。国内外のアーティスト60組が出演した。

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2009年10月14日、香港紙・亜洲時報は「中国のロック青年は政治に関心があるのか?」と題した記事で、最近の中国ロックからは反体制的なメッセージが感じられなくなったと論じた。

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中国にロックが誕生したのは86年。「中国ロックの父」と言われるツイ・ジェン(崔健)が歌った「一無所有(何もない)」が始まりだった。当時の中国ロックには政治批判や社会への不満といったやり場のない鬱憤が込められており、89年の天安門事件では、自由と民主を求めてストライキを起こした学生たちのテーマソング的存在にもなった。当局から睨まれたツイは実に10数年もの間、コンサートの開催を禁じられ、活動も制限された。

ところが、最近のロック青年は政治にはあまり関心がないようだ、と記事は指摘する。今の中国ロックからは、もはや当時のような激しい怒りは感じられない。ロックグループ「暈車的車」のボーカル兼ギターの守望(ショウ・ワン)は、「あの年代のロックはまるで宗教だ」と敬遠する。ツイ・ジェンはもはやカリスマではなくなっているようだ。(翻訳・編集/NN)

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