<体のフシギ>ネガティブな性格は心臓病を悪化させる―香港中文大学

Record China    2009年10月11日(日) 7時45分

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8日、香港中文大学が発表した研究結果によると、憂鬱になったり突然イライラしたりする傾向の強いD型と呼ばれるタイプの人は、その性格が自身の神経や免疫系統にダメージを与え、心臓病の症状が悪化することが分かった。資料写真。

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2009年10月9日、香港中国通訊社によると、香港中文大学は8日、憂鬱になったり突然イライラしたりする傾向の強いD型と呼ばれるタイプの人は、その性格が自身の神経や免疫系統にダメージを与え、心臓病の症状が悪化するとの研究結果を発表した。新華網が伝えた。

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香港中文大学が中国系の冠状動脈性心臓病患者326人(平均年齢67歳)に対して調査したところ、うち31%の患者が比較的怒りっぽく常に相手に敵意を持つ傾向のあるD型の性格であることが分かった。また、このタイプはマイナスの社交反応を引き起こし、冠状動脈性心臓病の悪化を早める危険因子となることも分かった。さらに、D型の患者には焦燥感が13%、抑うつ感が43%あり、D型でない患者にはこれらがそれぞれ1.4%と17%しかないことも分かった。

同大では、D型の性格は冠状動脈性心臓病患者の神経ホルモンや免疫系統に悪影響を及ぼし、病状を悪化させるとみている。研究責任者は、外国の研究結果でもD型の人が心筋梗塞を患うリスクは一般人の5〜8倍、死亡リスクは4倍もあると話す。

同大は医療従事者に対し、冠状動脈性心臓病患者にD型の性格かどうかテストを行い、ポイントを絞った予防や治療を行い、また例えば認知症の治療や人間関係の心理治療、社交技能訓練などにも活用して心臓病リスクを抑えてほしいと提案している。(翻訳・編集/中原)

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