<動物像>所有者が台北故宮から寄贈の申し出を断られた?―台湾

Record China    2009年10月9日(金) 1時22分

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7日、清朝末期に中国・北京「円明園」から略奪された動物像の所有者であるピエール・ベルジェ氏が、台北の故宮博物院から寄贈の申し出を断られたと台湾メディアが報じた。写真は先月27日、江蘇省泰州市でお披露目された牛、サル、虎、イノシシの4体。

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2009年10月7日、台湾メディアは、清朝末期に中国・北京「円明園」から略奪された動物像の所有者であるピエール・ベルジェ氏が、台北の故宮博物院から寄贈の申し出を断られたと報じた。環球時報が伝えた。

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台湾の中央放送局によれば、ベルジェ氏はフランスメディアとの取材で、「台北故宮に寄贈の申し出をしたが、様々な理由から断られた」と述べた。これについて、台北故宮の周功●(ジョウ・ゴンシン=●は品の口が「金」)院長は台湾立法院(国会)で、今年6月に同氏と会ったことは認めた上で、「先方は売ることも寄贈することも考えていないと言っていた。それに、戦争中に略奪されたものを収蔵することはできない」と説明した。

ベルジェ氏が所有するウサギとネズミの頭部のブロンズ像は2月、パリで競売に掛けられ、中国側から猛反発が起きた。最終的に中国人コレクターが落札したが、支払いを拒否。結局、落札は無効になっていた。中国側は2体の像は盗まれた物として、返還を要求している。(翻訳・編集/NN)

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