2009年10月3日、中国の著名な女性ジャーナリスト、閭丘露薇（リューチウルーウェイ）氏はブログサイト捜狐博客で、「平壌の婦人警官はみな美しかった」と題した記事を発表した。

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以下はその概略。

北朝鮮にはずっと行きたいと思っていたが、仕事の関係でついにその念願がかなった。多くの人は「神秘的」だと言うが、実際はどうなのだろう。平壌市内に到着すると、人の多さに驚いた。自転車は1台も見当たらない。路線バスはおんぼろで、走行中にエンストする場面にも遭遇した。

そんな街中でひときわ目を引く存在なのが交通整理をする婦人警官だ。彼女たちはみなとびきりの美女ばかり。案内役の役人は、道路の真ん中に立つ彼女たちの姿を「あれは風景の1つです」と言った。確かに、道路を走る車の姿はほとんどない。「風景」と言われて、妙に納得した。そういえば、中国でも同じような光景を見たことがある。美人警官に交通整理をさせるところは、北朝鮮も中国も同じだ。

北朝鮮では見る物すべてに驚きの声を上げてしまったが、それはいまだに中国人が辮髪（べんぱつ）を垂らしていると思い込んでいる外国人と同じなのかも知れない。80年代生まれの同行者は「小さい頃の中国を見ているようだ」と言ったが、全くその通りだ。私たちが見た平壌の町並みは昔の中国と非常に良く似ていた。（翻訳・編集/NN）

●閭丘露薇（リューチウルーウェイ）

中国の女性ジャーナリスト。上海出身の40歳。香港フェニックステレビ（鳳凰衛視）の著名な記者で、03年のイラク戦争でバグダッドを取材した唯一の中国人女性記者として一躍名を馳せた。「戦場のバラ」と呼ばれ、中国全土で高い人気を誇る。

※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。