国内問題が深刻な中国、外交に力割く余裕なし=他国との友好追求は必然―英メディア

Record China    2009年10月4日(日) 15時26分
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2009年9月30日、ロイターは記事「60歳となった中国、より重要な世界的役割を求めて」を掲載した。超大国として自信を深める中国だが、他国との衝突を避けようとする態度を貫いているという。写真は10月1日、建国60周年国慶節の式典。

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2009年9月30日、ロイターは記事「60歳となった中国、より重要な世界的役割を求めて」を掲載した。2日、環球時報が伝えた。

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中国が自らの成功に自信を深める中、外部からは2種類の異なる声が聞こえている。一つは国際的な役割をより積極的に果たすよう求めるもの、もう一つは現行の世界秩序が変えられてしまうのではないかという不安だ。

自信を深めた中国が国際舞台の主役であることは間違いないが、しかし中国政府の目は海外よりもむしろより厳しい挑戦にさらされている国内に向いている。拡大が続く格差、萎縮する消費、広がり続ける汚職、そして大規模な環境悪化と問題が山積みとなっている。

カリフォルニア大学教授、元米国外交官のスーザン・チョーク氏は「過剰なまでに国内問題に注力しているため、あるゆる代価を支払ってまでも外交的衝突を避けようとする」と中国政府の態度を分析した。国内のある専門家も20世紀の内戦とその後の苦しい時代の記憶があるだけに、自信過剰から他国と衝突することはないと指摘した。北京大学のある教授は「中国は平和的発展を主張してきた。今後もそれ以外の道を選ばないだろう」と述べている。(翻訳・編集/KT)



   

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