よみがえった珍獣・シフゾウの胃かいよう手術―安徽省合肥市

Record China    2006年11月5日(日) 9時19分

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合肥市の動物園でシフゾウの胃の手術が行われた。シフゾウはかつて絶滅しかけたこともある貴重な動物で、治療は細心の注意のもと行われている。

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2006年11月3日、安徽(あんき)省合肥(がっぴ)市の動物園で、1匹のシフゾウに対する胃の手術が行われた。

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ここのところ、合肥野生動物園にいる国家1級保護野生動物・シフゾウの食欲がなく、検査の結果胃の一部にかいようがあることが判明した。動物園の獣医はシフゾウの胃部手術を提案し、現在治療が行われている。

シフゾウは中国に生息するシカの一種で、ウマのような長い顔と尾、ウシのような広いひづめを持つ珍しい動物だ。中国では1920に完全に絶滅し、ヨーロッパの動物園で飼育されていた個体も、第一次世界大戦中に全て死に絶えたため、シフゾウは地球上から姿を消したと思われた。

ところがイギリスの大地主であるベドフォード公爵が、ヨーロッパの動物園からゆずり受けたシフゾウを、群れで飼育していたことが明らかになった。公爵は1946年、300頭ほどに増えていたシフゾウを各地に提供し、さらに人工繁殖が重ねられ、ついに1985年、中国でも野生のシフゾウが復活することになった。

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